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[TBS RADIO/“STREAM”/12.17.2003]

personality:Tomoko Matsumoto(female) and Haruhiko Sato(male)

guest: Ken Watanabe

Matsumoto

TBSラジオストリームUCCスーパーセッション私松本と佐藤さんでお送りしています。

それでは今一番アツーイ男。ストリームでは「謙さま」と呼んでいます。

世界のKen Watanabe渡辺謙さんです。

Ken

どうもこんにちは。

Matsumoto

改めてよろしくお願いします。

Matsumoto

謙さん本当に1年くらい前なんですよ。来ていただいたのが。冬の・・

Ken

はい。(笑)そうらしいですね。ぜんぜん・・(笑)

Matsumoto

記憶をたどり寄せていただいて

Ken

はい。わかりました。

Sato

この1年で大きくわっただろうねぇ。いろんなことが。

Matsumoto

背が伸びて(笑)

Ken

ちょっと・・縮んだかもしれませんね。(笑)そんなことないですよ。

All

(笑)

Matsumoto

謙さん実はですね、日にちで言いますと去年の12月27日、

Ken:

はい。暮れもおしせまった頃におじゃましたんですね。

Matsumoto

その時初めてお会いしていろんなお話を聞きました。時はラストサムライの

Ken

はい。

Matsumoto

トム・クルーズもPRをかねて「今こんなことをやっているんですよ」っていうので来日したりそこで謙さんとの

Ken

はい。

Matsumoto

トム・クルーズに耳打ちする写真がね、何をしゃべっているんだろう?とかそんなことが話題になった時です。

Sato

いわゆるまだほんとに撮り出す前だよね?

Ken

いえ、もう撮ってました。

Sato

え?撮ってたんだ?

Ken

撮ってました。姫路を撮って、姫路・京都を撮って、LA1ヶ月を撮って、それで帰国をして、えー「さてこれからNZに行くぞー」っていう前だったんです。

Sato

そうだったんだー。

Matsumoto

でも私たちはまだどういう作品か?トム・クルーズ、タイトル「ラストサムライ」。うーん・・・ぐらいだったんですよ。トム髪が長いぞ。とかね、ヒゲがあるぞっていう。

Sato

どうなるんだろうと思ってましたよねー。

Matsumoto

映画ラストサムライご覧になった方とそれからリスナーの中ではこれからだよって方もいらっしゃると思いますが、

Sato

はい。

Ken

そうですね。

Matsumoto

今日はさらにこのラストサムライが身近なものになる。 謙さんよろしくお願いします。

Ken

よろしくお願いします。

Matsumoto

実は本日はこんなふうにタイトルして見ました。

「緊急・徹底検証!(笑)

Ken

笑わないで下さい。お願いですから(笑)

Matsumoto

(笑)世界のKen Watanabeは、(エコー付)うそつきか?

Ken

ははは(笑)

Matsumoto

正直者か?」

Ken

(笑)

Matsumoto

ということでですね。やはり私たちとしては、今は作品も出来上がりこういう時期じゃないですか。

ご本人いらっしゃいますから

Ken

ええ。

Matsumoto

謙さんあの時、何を発言していたか?

Sato

なるほど。

Matsumoto

覚えてらっしゃらないようなんです。

Ken

ええ全然記憶の中にないので・・・

Matsumoto

このスタジオです。

Ken

ええ。

Matsumoto

ここに座ってらっしゃいました。

Ken

なんとなく今、若干おぼろげに(笑)

Matsumoto

ははは(笑)

Ken

(笑)記憶の糸をたどりつつ。はい。

Matsumoto

じゃあですね、さっそくなんですけども

Ken

はい。

Mastumoto

1年前の放送テープをですね

Ken

えっ? 聞くんですか?

Matsumoto

はい。

Ken

WOW!

Matsumoto

まず、今回謙さん英語がとにかく多かったですよね?

Ken

はい。8割ぐらいは英語でしたね。

Matsumoto

これについて1年前に私は大変だなあと思って投げかけたんですが、どういうふうにお答えになったか覚えてらっしゃらないですよね?

Ken

じぇぇんじぇん。(ぜんぜん)

Matsumoto

じぇぇんじぇん。では、聞いてみたいと思います!「徹底検証その1」どうぞ!

       

        

Matsumoto:セリフの8割は英語?

Ken:はい。

Matsumotoになっちゃうんですね?

Ken:ええ。ま方言みたいなもんですからね。

Matsumoto: (笑)

Konishi : (笑)

Matsumotoそうなんですか?

Ken:ええ。(笑)

Konishiなるほどね。

Matsumotoそう考えられるぐらいですか?

Ken:はい。

Konishiさすがですよね。

Matsumoto

「方言みたいなもんだよね。」と。

Ken

ええ。そうだと思ってました。そうだと思ってましたし

Matsumoto

(笑)

Ken

ていうかね、あの去年のこの段階では、僕大きいシーン7つあって時間の関係上2つぐらいはカットされてしまったんですけれども、ほとんど大っきいシーンの大半をね撮ってたんですよ。12月の段階で、姫路とLAで。

Matsumoto

ええ。

Ken

ですから「あれっ?やれちゃったのかな?」って感じだったんで。でまあセリフ自体はね意味をちゃんとわかってそれで聞くことが出来て、発音がねやっぱり日本人ですからrとthの発音、rとlの発音の違いとかは確かにあったんですけど「それだって方言みたいなもんだ」って思って(笑)

Mastumoto

ははは(笑い)

Ken

やっちゃったんですよね。

Matsumoto

ええ、ええ。

Ken

だからわりとそういう意味ではこれはもうこのままですよ。今でも。

Matsumoto

今でも変わらず?

Ken

はい。

Matsumoto

ええ〜っ

Ken

アメリカ地方方言みたいな。

Matsumoto

え〜(笑)

Ken

(笑)

Sato

まさにほんとに日本人が完璧な現代のアメリカ英語しゃべったらそれこそ、

Ken

ですね。あとあのー基本的に英語のやり方にしてもちょっとブリティッシュスタイルというかクイーンズイングリッシュのにおいは残してたんですね。

Sato

ああなるほど。

Matsumoto

あの時に5つ7つ大きなシーンを撮ったっていうのは、

Ken

ええ。

Matsumoto

トム・クルーズとの

Ken

やりとりがほとんどです。

Matsumoto

例えばそこでトム・クルーズ自体がその場でセリフが変わってきたっていうような事はなかったんですか?

Ken

ていうか毎日変わってました。

Matsumoto

ええっ?えー恐ろしい。(笑)

Ken

もうだからほとんどオートマチックのようにセリフを入れてやってたんですけど、あの急にその日になって紙がペラペラって2枚ぐらいよこされて

Matsumoto

ええ。

Ken

またーーっ!?みたいな。そういう感じでしたから、対応するってよりもほんとに何て言うんですかね、その場でライブ感でやってたみたいな感じでしたから。

Sato

英語は昔から勉強なさってたの?

Ken

じぇんじぇん。

Matsumoto

じぇんじぇんですか?

Ken

はい。(笑)

Matsumoto

それは自分でこう演じていると出てきてしまう・・

Ken

表現ていう物差しが違うので、あのー僕の中にまだほんとに英語でどういう表現をしようか、どこまで表現しようかというのはちょっと僕の中で手探りだったんですけど、わりかしでもやること一緒かなっていう感じでやれちゃったんですよ。

Matsumoto

じぇんじぇんなんだ?

Ken

はい。

Sato

日本語と英語とぜんぜん形が違うから

Ken

そうですね。

Sato

しゃべる時のアクセントとか間の置き方とかぜんぜん違うのに、それがすごく自然に映画館で見てると・・

Ken

でまあ、さらにサムライですからね。僕サムライの役なんでやっぱりこう泰然としてるというか、あまり表情も変えなかったりボディーランゲージも少ないですから英語的には非常にやりにくかったですね。

Sato

ですよね。

Ken

はい。

Matsumoto

1年前と今も変わらない答えが返ってきました。

Sato

正直者でした。

Matsumoto

正直者でした。

Ken

よかった。

Matsumoto

(笑)では、「緊急・徹底検証!世界のKen Watanabeはうそつきなのか?

Ken

(笑)

Mastumoto

正直者なのか?」続いてですけど

Ken

はい。

Matsumoto

ちょっと聞いていただけますかね?

 

Matsumoto楽しみですね。ハリウッド進出という。

Ken:ていうかね、あんまり

Matsumoto同時上映っていいじゃないですか。

Ken:僕は進出してる感じがなくて京都の先にもう1こ仕事場が増えたかなあって感じだったんで

Matsumotoじゃあ向こうに行ったからって例えば気負いがあったりとかシチュエーションが違うからやりにくかったとかそういうのはあんまり関係ない?

Ken:なかったですね。

Matsumoto

これまた「京都の先にもう1つ仕事場が・・」。 すごい感覚的には、

Ken

うん。

Matsumoto

私たちお迎えするほうが、すごーい(笑)っていうのがあって

Ken

ええ。

Matsumoto

謙さんね、すごいフラットだったんですよ。「もう1こ仕事場だよ」って。

Ken

そういう感じですね。あのー1回成田行く時にパスポート忘れたことに気がついたことがあったりしましたから

Matsumoto

Sato

(笑)

Ken

あっいけねーいけねー外国行くんだったー(笑)みたいな感じがありましたからね。

Matsumoto

違う環境に身をおくってことに大体の人は構えたりとかそれこそ服装変えていこうってことあると思うんですけどそういうのないんですね。謙さんね。

Ken

ていうかね、結構向こうカジュアルなんですよ。で受け入れ方もすごくカジュアルだし、で彼らにとってみればヨーロッパから来ようがサウスアメリカから来ようがアフリカから来ようがいいんですよね。だからそういう感じありましたから。あと僕としても仕事することに関してわりと僕らが「はじめまして」という機会が多いわけですよ。

Matsumoto

ええ。

Ken

今までぜんぜん知らない人と会って、「よろしくお願いします」ってそこからリレーションシップ築いて、心開いて行くっていうのはわりといつもやていることなので。だからそれの延長線上でちょっとこう英語しゃべる人がいっぱいいるっていう

Matsumoto

(笑)

Ken

感覚だったのかなあって思いますけどね。

Matsumoto

コミュニケーションが日本にいるようには、例えば現場のスタッフがたくさんいらっしゃるじゃないですか?

Ken

ええ。ええ。

Matsumoto

話したいけど出来ないっていう不自由さみたいのはないですか?

Ken

ないです。

Matsumoto

ないですか?

Ken

ええ。

Sato

反対にじゃあハリウッドのね

Ken

うん。

Sato

予算が日本映画にくらべて非常にある

Ken

うん。

Sato

映画であって例えばその撮影する環境がすばらしいという

Ken

あっそれはね、この時と決定的に違うのは要するにこの映画をプロモーションする時にプレスジャンケットってあったんですよ。

Sato

はい。

Ken

その時に、「やっぱりこれハリウッドだ」って思いましたね。というのはこの映画が即座に全世界に向かって発信されるというのがものすごいわかったんですよ。要するに各国からインタビュアーが来てますし、アメリカ全土から来てますし、「あっそうだこれほんとに一気に蛇口を開くと世界に向かって発信する映画なんだ」っていうのがね。やっぱり日本で撮ってる場合でも日本で撮って例えばどこそこに持っていったとか段階があるじゃないですか、プロセスが。

Sato

はいはい。

Ken

そういうのが全然なくて、一気にこれほんと一気に蛇口を開いたら、世界のマーケットに売り出されるものなんだっていうのはね、やっぱり始めてその時知りましたね。

Sato

うん。(関心)

Ken

ちょっとドンクサイのかも知れませんね(笑)

Ken

はははは(笑)

Matsumoto

(笑)その時までは

Ken

(笑)気が付かなかったのか?ていう。はは(笑)

Sato

自然体でやってたってことなんでしょうね。

Ken

うん。結局ね役者って、役者一匹の力っておんなじなんですよ。どうやったってどうあがいたって。だからどこに行ったからってすごい力が出るとかそんなことなくて、それはサポートしてくれる人がたくさんいるからやっぱり違う形でいろんな形ででてくることがあるにしても、僕がやれることなんて僕が一生懸命やることしかないわけじゃないですか。

Sato

なるほど。

Ken

だからそれに関してはなんかわりとサバサバっとしてますね。

Sato

僕らが見ると日本の野球選手がメジャーリーグに行って、それこそNYヤンキースに行ってやるようなものだから非常にこう気負いっていうのがあるのかなあと思いきや。

Ken

だから結局彼らはお客さんを目の前にしてるじゃないですか。僕らはスクリーンを前にするまではお客様はないわけですよ。

Sato

はい。

Ken

だからスタッフとやってる間はあまり違和感がなくて。

Sato

なるほど。

Ken

だからロスでプレミアやった時に、あっほんとにアメリカって映画に関する文化の高さ、文化の認知度の高さ、そういうものに関してはやっぱり圧倒的に感じましたね。

Matsumoto

謙さん、質問をプレスから外国の方から受けたと思うんですけど、

Ken

はい。

Matsumoto

どういう質問が多かったですか?

Ken

えーとね、これ面白かったのはアメリカのドメスティックのプレスはね「トムはどうだった?」とか(笑)「ハリウッドどうだった?」(笑)とか、わりかしこうちょっとエンターテイメント系というかライトな質問が多かったんですよ。で2日間ものすごい1日150人づつぐらい会ったんですけど

Matsumoto

すごい数ですね。

Ken

2日目がねインターナショナルだったんですよ。

Matsumoto

ええ。

Sato

うん。

Ken

インターナショナルでとにかくヨーロッパだったりサウスアメリカだったりアジアだったりするんですけど、彼らのほうがこの映画に感して外国とアメリカがどういうふうに付き合って行くか?ということに関してすごく興味があるから我が事のようにこの映画を見てるんですよね。だから結構ねディープな質問が多かったですね。

Sato

なるほどね。

Matsumoto

例えば、そこを「あーこれはなかなか答えるのにも・・」というのは?

Ken

んーだから「アメリカっていうのはあなたにとってどう思いますか?」とか、「アメリカと異文化交流するってことはどういうふうに思いますか?」とか。「そんなのオレ英語で答えるのかよ」(笑)みたいなねそういう深さ。 

Matsumoto

それ結局どうやってお答えになったんですか?

Ken

英語で答えましたよ。

Matsumoto

英語で答えたんですか?

Ken

はい。

Sato

すごいですね。

Matsumoto

セリフとはまた違って

Sato

TOEC700点ぐらいの

Ken

それはね、そうとうだからあのー大変でしたね。本当に大変でした。決められたことじゃないんで、

Sato

そうですね。

Ken

ただやっぱり通訳を介してよりも自分の言葉でつたない英語であろうと気持ちの中で伝えていくほうが相手には伝わっていくってことがあったんで、

Matsumoto

それはまた役がラストサムライの中でのアメリカとの交流と今どう思いますか?となんかこう答え方いろいろあるじゃないですか?

Ken

そうですね。だからヨーロッパの方のほうがね例えば「サムライ魂ってどう思いますか?」「武士道ってどう思いますか?」「ナイトと一緒だよ。」って言ったら、「あっ あっそうー?」みたいな。やっぱりね伝統があるっていうか、それだけの深い歴史があるってことだって気がしましたけどね。

Matsumoto

それだけの短い英語だと謙さんどういうふうに答えたんですか?

Ken

(笑)またそうやって人を試すようなことやめてくださいよっ。ここは日本なんだからいいんですっ。(笑)

Matsumoto

いいじゃないですか。

Ken

ははは(笑)

Matsumoto

ほらみんなここのスタッフがうんうんって(笑)

Ken

ははは(笑)

Matsumoto

謙さま〜(笑)

Ken

(笑)今回路入ってないんだもんだって。

Matsumoto

そういうもんなんですか?(笑)

Ken

ええ。そこまでバイリンガルじゃないですから。

Matsumoto

そっか〜。だからじぇんじぇんっていうんだ〜。

Sato

そうそうそう。

Matsumoto

じぇんじぇん習ってきたわけじゃなかったっていうのが

Sato

もう身についちゃってるってことなんだよ

Matsumoto

ええ〜? まだ続きます。

Ken

どうぞ。

Matsumoto

「徹底検証!

Ken

よかった〜今まで、ね。ちゃんと答えてて(笑)

Matsumoto

あはは(笑)

Sato

はい正直者でした。

Matsumoto

世界のKen Watanabeは、

Ken

(笑)

Matsumoto

うそつきか?

Ken

もういいって(笑)

Matsumoto

はたまた正直者か?」最後はこちらです。

 

Konishiこれはちょっと日本人としておかしいと思うのはバシバシ言ってくださいね。

Ken:それはもう今だんだん、だんだんというか決して戦うというよりかほんとにいいモノを作るためのプロセスとしてやってますねぇ。

Matsumoto

「もしも間違ったサムライ像とかあったらどうしますか?」っていうあの段階でですね、1年前の段階でどうですか?という質問をコメンテーターの小西さんが投げかけたんですが。

Ken

まったくこのとおりですね。

Matsumoto

なんかありました?トム・クルーズほかスタッフの方との

Ken

あのね、あのーすごくバトルのための練習を積んだんですけどね最後のよろいを着て戦う時の。でやっぱりプラクティスする時はジャージとかでやるわけですよ。でそれでやっててものすごい複雑なコリグラフを二人でトムと僕と練習をして、でまあもちろんカラミもヤツもいっぱいいて20人30人ぐらいバァーってやって2週間ぐらいやったんですけど、いざ撮影の段になって「小刀を差す」っていうのを僕がすっかり忘れてたんですよ。要するに僕らは「差すもんだ」と思ってたから、

Matsumoto

ええ。

Ken

よろいの時はね。

Sato

短い剣とね。

Ken

短い剣を常によろいのところに差してるその小刀ていうのはすごく最終的に意味を持ってくる小刀なので。トムが持ってる小刀っていうのはね。で、でも彼は「じゃまだからこれ後で差すからいいよ」って言ってたわけですよ。

Sato

ほう。

Ken

「いや、ちょっと待ってちょっと待って。あそこで着せられて家から出てくる時に”完璧”な態勢になってないとそれはもうおかしいんだ」と。「日本的には絶対おかしいんだ」と。

Sato

うん。

Ken

(Tom)うん。でもちょっとこれ結構幅があるし、幅っていうか長さがあるんでこれ差してたら僕あの複雑な動きができないから」って言うんで、ものすごい「困ったなぁぁー」って思って、

Matsumoto

(笑)

Ken

「でもただ、もしこれでトムに不都合なことがあったり動けないってあったらもう1回時間作ってでもいいから、練習し直すから、それだけの時間は絶対取るから、もうやっぱり完璧な形でやってみてくれないか」と。「それでなんかあるようだったらもう必ずエドとも監督とも話をするし、スタントコーディネートとも話をするからやっぱり完璧にして・・」それは要するによろいを着て戦をするってことは、着けたりはずしたりなんてヒマはないわけですよ。

Sato

そうですねぇ。

Matsumoto

なるほど。

Ken

「だから、それはもうとにかくやってみてくれ」と。「やってみた上でダメだったらやるから」ということで、彼に結構撮影前に懇々と、と言ったらあれなんですけど、

Matsumoto

どれくらいですか?時間でいうと。

Ken

うーん、「ちょっと」って言ってこっち来てもらって10分くらい話しましたね。しっかりね。で彼も「わかった。そこまで言ってくれるんだったら1回それでやってみるから」って。

Matsumoto

納得してくれたんだ。

Ken

うん。だからそういうのっていうのはほんとにこうちゃんと話を出来たというか、彼らもそれを聞き入れてくれる土壌があったというか・・

Sato

もう1つ伺いたいのは

Ken

はい。

Sato

渡辺謙さんは時代劇も数多くされてますのでそれはよくご存知かと思いますけども、

Ken

いえいえ。

Sato

例えば武士でもねそれこそ鎌倉時代と江戸時代とはぜんぜん違いますし、

Ken

違いますよ。

Sato

そうじゃないですか。

Ken

はい。

Sato

で、「今」生きてるわけですよね。

Ken

はい。

Sato

平成に生きられているわけだから

Ken

ええ。

Sato

昔の時代考証とかそんな昔の専門家までのレベルまでどのくらいご存知なのかというか、そういうところまで勉強されて・・

Ken

せざるを得ませんでしたね、逆に。

Sato

やっぱりそうですか。

Ken

うん。だから逆に言うとこれ明治時代の話なんで、何をチョイスするのかっていうのはそれぞれの趣向性によって選べるわけですよ。

Sato

はいはい。

Ken

逆に「これだっ」っていう決まりものではなくてね。もちろん設定もそういう設定だったんで、もうサムライが終わる時代にサムライとして生きたいと思ってる男たちなんで、そのある時代性の中にこう様式としてこだわる必要がないわけですよ。でもじゃあトータライズして僕らのビレッジが何を選んでいくかというのはやっぱりすごく研究せざるを得ませんでしたね。彼らに聞かれたときに答えられるように。

Sato

なるほど。

Ken

うん。

Matsumoto

これからラストサムライをご覧になる方に謙さんからぜひここを見てくれっていうのを最後に聴いていただくとしたら

Ken

とにかくね、あのーすごい上質なエンターテイメントになってると思うんですよ。アクションもあり、それからロマンスもあり、ある種のハートウォーミングな友情もあり、だからもう何も何の前知識なく見ていただいても喜んでもらえる作品にはなってると思うんで。

Matsumoto

前知識なくてね。

Ken

とにかく大っきな劇場でいい音で見て欲しいと思いますよ。

Sato

大っきな劇場で見ないと、エンドロールの時に

Ken

ええ。

Sato

僕は2回見たんですけど

Ken

おお!

Matsumoto

おお!

Sato

みんな泣いてる。

Matsumoto

まじですか?

Ken

わぁうれしいなぁ。

Sato

もうボロボロ。

Ken

それは僕らの望むところでしたね。日本人が見てほんとにこう誇りに思えるっていうか、「あ日本人として生まれてよかったな」とかそういうふうに思ってもらいたいと思って始めた作品なんで、その思いはちょっと遂げられたかなって気はするんですけど。

Matsumoto

ぜひこれからご覧になる方、ねえ。

Sato

見ていただきたいと思います。

Matsumoto

さあ、これでうそつきじゃないってことが

Ken

ははは(笑)

Matsumoto

改めて謙さまわかりましたので(笑)

Ken

(笑)

Matsumoto

謙さん張り切って来年の、私たちからまたお話をしたいんですが

Matsumoto

来年1月からTBSでドラマ「砂の器」に出演。松本清張の作品ですけれども。謙さんの役どころは仲居正広さん演ずるところ彼をですね追い詰めていく。

Ken

そうですね。刑事役ですね。

Sato

「砂の器」映画も名作でしたからね。

Ken

そうですね。まあやっぱりあの2時間半かな。3時間近い大作の映画だったんですけどそれを11時間ちょっとっていう拡大して行くもんですから、もうちょっとこう人生のギザギザっていうかザラツキみたいなものを随所に織りまぜて深くやっていけたらなと思ってるんですけど。

Matsumoto

謙さん今度は英語はないですよね?

Ken

うん。ないです。

Ken

ははは(笑)

Mastumoto

(笑)刑事役で「砂の器」1月からスタートします。

Ken

はい。

Matsumoto

さあそれでは最後の質問です。この質問に対する答えが今週のスペシャルウィークプレゼントのキーワードとなります。リスナーのみなさんよーく聴いていてください。(笑)では質問させていただきます。

Ken

はい。

Matsumoto

渡辺謙さんの2003年を一言で言うとどんなでしょうか?

Ken

うーんやっぱり「サムライで明けてサムライで暮れた」って感じですね。

Matsumoto

かっこいい〜

Ken

(笑)いやいや。だってそうなんだもん。ほとんどこれしか仕事してなかったんだもん。

あはは(笑)

Matsumoto

(笑)「あはは」って

Ken

(笑)はい。ほとんどプロモーションだけでしたからね後半は。

Matsumoto

いやーでもほんとにね、すごい私たちは今感じてる真っ最中ですので、

Ken

うん。

Matsumoto

謙さんまた素晴らしい作品をですね。

Ken

はい。

Matsumoto

ぜひ私たちに

Ken

ええ。

Matsumoto

届けてください。

Ken

ありがとうございまーす。

Matsumoto

今日は世界のKen Watanabe「謙さま」と呼んでおりますが

Ken

(笑)

Matsumoto

またいらしていただければうれしいな

Ken

ありがとうございます。

Sato

次の作品もほんと楽しみにしています。

Ken

はい。ありがとうございます。

Matsumoto

来年もまた冬の男として来年の暮れに・・・。そんな待つんですか? (笑)

Ken

(笑)

Sato

夏ぐらいがいいかも。

Matsumoto

夏ぐらいにお会いしたいですね。(笑) 謙さんどうもありがとうございました。

Ken

ありがとうございました。はーい。

Sato

ありがとうございました。

Matsumoto

渡辺謙さんでした。

 

 

 

 

 

 

 


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